雛人形　一秀作☆かわいい桜のくり抜き収納に桜づくしの木目込五人飾り♪初節句

白木で明るいコンパクト収納セットの木目込五人飾り。
可愛いお顔とお衣裳で女性に人気のある、伝統工芸士「木村一秀」作の木目込人形。小さいサイズで五人飾りのお雛様をお探しの方に是非お勧めの逸品です。

親王様の衣装には、お殿様とお姫様供にたくさんの桜柄模様が入った友禅衣装で丁寧に着付けた仲睦まじい親王様です。
お殿様は落ち着いた色合の生成色、お姫様には上品なピンクを基調とした衣装を決め込みました。
また衣装全体が同じ色彩で沈まないように、袖口の部分の重ねの色をあえて少し派手目の色合でお殿様には山吹色、お姫様には濃ピンクの生地で着付けるなど細部にもこだわって着付けた親王様です。

三人官女には、淡いピンクの衣装に小さな桜と亀甲模様がちりばめられたとても可愛い衣装で着付けました。
とても優しい表情の三人官女です。

お顔は幾度も筆を横に滑らせて描きあげる笹目と言われる技法で描き上げました。優しい中にも上品な憂いを感じさせる表情です。

収納箱を兼ねたお飾り台と屏風には、洋室でも和室でも合う桐製の白木を用いました。
いつまでも白木の風合いをお楽しみいただけますように、クリアー塗装で仕上げました。屏風と収納箱の前面の絵柄には、多色の可愛い花柄を描き可愛さ満点です。

親王様の前には桜柄を描いた貝桶を配しました。貝桶は貴重品や食料等を入れる為の貴重品入れとして利用されていました。
かわいい親王様を隠さないよう、ちょっと小さく造ってあります。
脇にはパールピンク台に桃色高級和紙を採用した油灯を置きました。ピンク色の飾り紐を施し上品に仕上げています。
お花は、たくさんの実や花をつけた、かわいい桜橘を配しました。

このお飾りには女の子のお守りとされる狛犬を一対付属しています。
平安時代の古から、安産と子供の健やかな成長を願う”魔除け”として「犬張り子」を飾る風習がありましたが、江戸時代になると丸みを帯び江戸玩具のひとつとして各地に広まりました。
江戸時代からはひな祭りの雛壇にも一緒に飾られるようになり、現在でも、雛人形の前に1対の御伽犬（おとぎいぬ：犬張り子）を飾る風習は日本全国に多く見られます。
お雛様をさらに引き立てる粋でかわいい「犬張り子♪」はお子様にも大人気です。

お雛様飾りは専用のダンボールの箱に入れてお届け致します。展示中も箱は収納の為に保管して置いて下さいませ。

【通商産業大臣指定伝統工芸士　木村一秀】
※現：経済産業大臣

江戸時代からの伝統手法を受け継ぎながらも現代感覚を調和させて人気の伝統工芸士、一秀。女性ならではの色彩感覚には定評があり、毎年ネオクラシックをテーマにした新作を発表します。長年の功績により通産大臣指定伝統工芸士にも認定され、女流木目込作家の第一人者でもあります。

一秀ならではの新素材で作る木目込人形のボディーは、製作までの工程や材料代はかえって頻雑で高価になりますが、「小さくても型崩れすることなく丈夫で、虫食いや永年の収縮がほとんど無い」といった特徴がある、まさに木目込人形にとって理想の素材です。