五月人形の両脇には…弓と刀を添えて

どうして弓と刀を飾るの?

五月人形の付属品として両脇に置いてある「弓」と「刀(太刀)」。
鎧や兜などのメインとなる五月人形を真ん中に、
向かって左側に弓を、右側に刀を置きます。

戦うための武器じゃない!?

武器を飾るのは戦うみたいで嫌!と言われる事もしばしば。
でも弓と刀は、戦いの道具ではなく「魔除け」のために飾るんです!

弓は「魔除けのため」

弓の弦を弾いたビィーンビィーンという音は魔物が嫌いな音。
また長い弓には神様が宿るとされ、流鏑馬(やぶさめ)のような儀式に使われたりと
魔除けの意味合いがあります。

太刀(たち)も「魔除けのため」

太くて短い「太刀」も儀式用として飾るもの。
魔物は光り物を嫌うとされ、太刀の刃物は光り物として護身に最適だったのです。
戦うためではないので、鞘(さや)を上にして、手で握る柄(つか)を下の方に飾ります。

お正月に飾る「破魔弓」とは同じようで違う!

魔除けとして飾るのは一緒。でも弓と太刀には、家来(仲間)の意味合いも込められているんです。
五月人形は「出世飾り」と呼ばれ、男の子の出世と健康を願うお守りです。
五月人形を守り、よき家来となってくれる弓太刀があれば更にパワーアップ!

五月人形に合う飾り方を!

弓太刀を飾らずに、旗や張り子を飾ったりシンプルに五月人形のみを飾る飾り方もあります。
五月人形の隣にチマキや菖蒲を飾ってあげるのもお洒落◎
メインとなる五月人形に合う飾り方を見つけて下さいね!

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