幻の黄櫨染(こうろぜん)が見たい!
黄櫨染(こうろぜん)って?
1200年以上もの歴史のある草木染めの一種。
「赤っぽい黄色」や「金のような黄土色」に布が染まり、
まるで太陽のような美しく深みのある色が特徴です。
この黄櫨染で染めた昔風の着物を「黄櫨染御袍」と呼びます。
染め方はとっても複雑…!
まずは黄櫨(はぜ)という木の根っこを煎じて黄色を出し、
蘇芳(すおう)という木の樹皮にミョウバンを加え、赤みを足します。
黄櫨と蘇芳の色を、石灰を使って布へ定着させたら染め上がりです。
まるで太陽のような色の変化
黄櫨染の色にはもうひとつ大きな特徴が!
それは太陽光に照らされると、黄色から赤色に見えること。
真昼の太陽の色から、夕日のような色へ変化する様子はとても神秘的なんです!
弘仁11年(820年)からの絶対禁色
実はこの黄櫨染御袍、天皇陛下本人しか着ることが出来ない決まりが!
しかも、重要な儀式の時にしか着用しないので滅多に見ることが出来ません。
最近では、平成最後の4月30日に
平成天皇が退位の儀式でお召しになったことで話題になりました。
(※宮内庁HPより画像引用)
10月にチャンスあり◎
改元のあった今年は「即位礼正殿の儀」が10月22日に行われます。
この儀式は、令和天皇が黄櫨染御袍を着用して執り行われるのです!
約30分と短い儀式ですが、平安絵巻さながらの様子は必見です。
(※宮内庁HPより画像引用)
令和元年Babyにオススメ!
この幻ともいえる黄櫨染御袍。
人間用はつくれませんが、黄櫨染御袍のお殿様なら販売しているのです◎
改元の記念となる「黄櫨染の雛人形」は令和元年Babyのひなまつりにぴったり!
当工房の「黄櫨染の雛人形」はどれも一級品を揃えているので、
他とは違った雛人形をお探しの方にもオススメです。